制御盤製作や電気工事におすすめの工具教えます!

制御盤や電気部品

今日は制御盤を作るのに必要な工具やおすすめの工具を紹介したいと思います。

この仕事を始めて20数年、いろいろな工具を試してきました。

そこで行き着いた工具を紹介します。

マキタ ペン型電動ドライバー DF012D

本格的に盤製作や電気工事をされる方は必需品かもしれません。

もちろんペン型電動ドライバーが無くても盤は作れます。でも有るのと無いのとでは作業効率が大違いです!

よく似たような商品で、ペン型インパクトドライバーというのもあります。

インパクトドライバーは打撃をして締め付ける工具で用途は似ていますが、電気機器の端子ねじを打撃で締めるとねじ山が飛んでしまうので向いていません。

対して電動ドライバは設定したトルクで締め付けてくれるので、盤製作にはとても向いています。

昔はパナソニックのペン型電動ドライバーを使っていたり、新しくベッセルなどのペン型電動ドライバーを紹介され、お試しで使ってみましたが、やはりマキタのペン型電動ドライバーに戻ってしまいます。

電池の持ちもよく、適度な重さと握りやすさで机に座っての作業も、立っての作業も快適にこなせる優れものです!

この仕事をするのに買って損のない商品です。

フジ矢ニッパー 150mm 60-150

なにげに一番こだわってきたかもしれないのがニッパーです。

ニッパーはホームセンターや今ではダイソーとかでも売られています。

安いものは100円から高いものは何千円もします。

私もいろいろ試してきました。百均のから5千円を超えるものまで・・・。

しかし数年前に「使いやすさ」「耐久性」「コストパフォーマンス」のバランスがとれたフジ矢のスタンダードニッパに出会いました。

このニッパーが高いと感じる方もいるかもしれませんが、ニッパーが悪いとこの仕事をしていたら本当にストレスになります。

ニッパーで毎日何本も電線を切るので、ストレスなく切れるのが当たり前じゃないといけません。

ニッパーを探していてフジ矢のスタンダードニッパを使ったことが無い方はぜひ使ってみてください。

刃の部分がフラットになってるのでインシュロックのバンドの余り部分をキレイに切ることもできます。

マーベル MH-5 裸圧着端子の圧着ペンチ

この仕事をしているほとんどの方が持っていると言ってもいいくらいマーベルの定番圧着ペンチです。

主に1.25㎟や2㎟の電線の裸圧着端子で使います。

サイズも小さく、現場で腰袋などに入れても邪魔にならないので、常に持ち歩いている道具の一つです。

手の小さな私でも片手で圧着できます。

1年ほど使うと内部のバネが折れてしまうこともありますが、交換用のバネが売っているので自分で簡単に修理できます。

小さな制御盤ならこの圧着ペンチで十分対応できます。

マーベル MH-125 絶縁被覆付閉接続子圧着ペンチ

CE1、CE2、CE5の絶縁被覆付閉接続子を圧着するペンチです。

こちらもマーベルの圧着ペンチで小型でとても使いやすいのが特徴です。

腰袋にすっぽり収まるので搬送機で使うセンサー電線などを狭い場所で圧着するのにとても重宝しています。

私はほとんどCE1とCE2しか使いませんが、一日にかなりの数を圧着しても握りやすいので疲れません。

上で紹介した裸圧着端子用といつも一緒に持ち歩いています。

ロブテックス AKM1 裸圧着端子と絶縁被覆付閉接続子、両用圧着ペンチ

この圧着ペンチを見つけたときは「これは凄い!」と思ってすぐに買ってしまいました。

裸圧着端子1.25㎟、2㎟と絶縁被覆付閉接続子のCE1、CE2、CE5をこれ一本で圧着できます。

現場仕事の時はこれ一本であればほとんどの圧着ができます。しかも大きさもそこまで大きくなく腰袋に入る大きさです。

ただ裸圧着端子を圧着するときに、慣れの問題かもしれませんが少し端子を挟みにくいような気がします。

主に絶縁被覆付閉接続子を圧着するけど、たまに裸圧着端子も圧着するという方にピッタリな工具です。

ベッセル ワイヤーストリッパー No.3000C

より線電線の被覆を剥く用のストリッパーです。

同じようなストリッパーは沢山出ていますが、この値段で全く不満が無く使えるド定番のストリッパーになります。

壊れたとしても近くのホームセンターでも売っているためすぐに手に入るのも気に入っているポイントです。

VCTFの0.5㎟もこのストリッパーの0.9のところで剥くことができるため、これ一本あれば配線工事から盤の製作まで対応できます。

デンサン ワイヤーストリッパー DIV-208K

私はIVやKIV電線を剥くときは上で紹介したベッセルよりもこのデンサンのストリッパーを使用しています。

1.25㎟や2㎟の電線の時はベッセルの3000Cでは手前から2番目や3番目の刃で剥かないといけないのですが、このデンサンDIV-208Kだと一番手前の刃で1.25、2㎟の両方を剥けるからです。

この一番手前の刃で剥くのと、奥の刃で剥くのでは作業効率がだいぶ変わってきます。

電線の量が少なかったらいいのですが、1.25㎟の電線を大量に剥くときはベッセルでは少しイライラしてしまいます。

IVとKIVの1.25㎟以上の電線を主に使用する方はおすすめです。

エスコ ワイヤーストリッパー EA580D-3

光電センサーや近接センサー、またはロータリーエンコーダの電線など、0.5㎟やそれよりも細い電線を剥くときに使います。

値段も安くて小型シンプルな構造なのでまず壊れることもなく、腰袋に入れていても邪魔にもならず、ずっと愛用しています。

他メーカーにも似たような商品は沢山ありますが、このシンプルな形が使いやすくて気に入っています。

色も黒で汚れが気にならず、見た目もカッコイイのもいいですね!

まとめ

小さなバン屋で実際に毎日使っている工具などを紹介しました。

初めて買う工具などはどれを選べばいいのか分からなくて困りますよね。

いろいろ試すにはお金もかかってしまうので、工具選びは失敗したくないと思います。

この記事が工具で悩まれている方の参考になれば幸いです。

他にも大きな圧着ペンチや電動工具、チューブマーカーなどもあるので、また機会があれば紹介しようと思います。

最後に、このブログを書いている人

小さなバン屋
小さなバン屋

小さな盤屋を一人で細々と営みながら一人でゆる~くロードバイクを楽しんでいます。

一人ぼっちでロードバイクを始めても楽しめることを皆さんに伝えるためにこのブログをやっています!

就職氷河期世代ですが、なんとか設備メーカーに就職し、いろいろありまして5年ほど前から一人で頑張っています。

このブログが皆さんのお役に立てれば幸いです!!

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